日本三大祭りといえば
神田祭(東京)・天神祭(大阪)・祇園祭(京都)
この3つです。
京都といえば、たくさんの祭が開催されていますよね!
その中でも祇園祭は、かなり熱いお祭りなのです。
一方で、祇園祭の特徴って何でしょうか。またまつりの見どころも気になる方も多いはず!
魅力がたっぷりの「祇園祭」
本記事では祇園祭の特徴や見どころについて紹介していきます!
今年祇園祭に参加を検討している方はぜひ参考にしてください!
祇園祭の特徴は何?
祇園祭の特徴である『山鉾巡行』と日程別の祇園祭の特徴を紹介していきます!
山鉾巡行
祇園祭といえば「山鉾(やまぼこ)巡行」で有名な八坂神社のお祭りです。
ちなみに、祇園祭とは何のお祭りなのか、みなさんご存じでしょうか。
起源は平安時代にさかのぼります。
その時代、平安京では毎年、疫病が流行したくさんの人々が苦しめられていました。
この頃、疫病が流行した原因として京都が盆地で高温多湿であることや鴨川が氾濫したこと
その当時都が発展する途中だったことから人口が増加し流行しやすい環境だったこと
が挙げられます。
当時の京都の人々はこれは怨霊のせいだ!
と思うようになりました。
その時に平安京の庭園である神泉苑(しんせんえん)に当時の律令国(りつりょうこく)の数である66本の鉾をたて
祇園の神様でもある牛頭(ごず)天王をまつった神輿を送り厄払いを行ったとされています。
これが祇園祭の起源とされています。
昔の人々は疫病や農作物の不作になど不幸なことが起こると「何かの祟りだ!」と思うことが多かったそう。
医療がまだ発達していない中で神に祈ることが、当時の人々にとってどれだけ大切か想像できますね。
日程別の特徴
現在の祇園祭の流れとしては
7月1日から31日までの間で様々な行事が行われます。
その中でも、メインイベントのような行事がいくつかあります。
14日から3日間、山鉾巡行の前夜祭として宵山(よみや)を行います。
17日には山鉾巡行で疫病などの厄を祓うため道を清めます。
同じ日に、八坂神社から、神様がうつされた三基の神輿が
御旅所(おたびしょ)という神輿の宿のようなところまで向かい
神輿から御旅所に神様をうつす神幸祭(しんこうさい)が行われます。
そして、24日の還幸祭(かんこうさい)まで神様を御旅所に留まらせておきます。
還幸祭では逆に御旅所にいる神様を神輿に移し
八坂神社に戻すため再び町を練り歩きます。
また、祇園祭の盛り上げに欠かせない行事
宵山(よみや)
メインイベントである「山鉾巡行」の
3日前から前日の前夜祭のようなもの。
山鉾を飾り付け一般公開したり
祇園囃子の「コンチキチン」という音が聞こえたり
宵山ムードが一段と高まります。
午後6時以降の八坂神社周辺は
歩行者天国になり出店もあるようです。
メインイベントともいえる「山鉾巡行」だけでなく
たくさんの行事が祇園祭全体を盛り上げているのがわかりますね。
まつりの見どころも紹介!
そして、何といっても
祇園祭といえば豪華絢爛な「山鉾巡行」(やまぼこじゅんこう)
が最大の見どころなのではないでしょうか
山鉾とは
祭りのときに引き出す屋台のようなもので
山車の一種です。
山は屋台の上にある山型の屋根のことで
鉾は山の上にさして立てたものです。
祇園祭に登場する山鉾は全部で33基あり、それぞれにご利益があるといわれています。
特に、先頭を行く「長刀鉾」(なぎなたほこ)は
高さ約25メートル重量は約11トンもあります。
そして豪華な飾りがとにかく美しい!
貴重な装飾品が至る所に飾られているので
動く美術品とも呼ばれています。
ちなみに山鉾は全て釘を使わず
職人さんたちが縄で組み立てているそう。
職人さんたちの技術、本当にすごいですよね。
また豪華で美しい山鉾巡行だけでなく
祭りの主役である神輿渡御。
祇園祭でとても重要な行事なのです。
山鉾巡行を行う理由は
山鉾が町の厄をはらい、きれいな町に神様をお迎えする
そんな意味が込められています。
山鉾巡行の後に行われる
神輿が御旅所まで運ばれる神幸祭
神輿が八坂神社に戻る還幸祭
神様が京都の街を巡る様子を
しっかりと目に焼き付けてみたいですね。
まとめ
京都で行われる祇園祭について紹介してきました!
最大の特徴、見どころは『山鉾巡行』
祇園祭で行われている一つ一つの行事が
何のために行われているのか理解しながら見ることで
また違った見え方がありそうですよね。
ぜひ7月は京都に行って祇園祭楽しんでください!