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相馬野馬追2023の日程はいつから?特徴や見どころを解説!

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東北地方の夏祭りの先駆けとして、福島県相馬市と南相馬市で開催される、『相馬野馬追(そうまのまおい)』。

一千有余年の歴史を受け継ぎ、例年15万人もの観客を動員する、世界一の馬の祭典ともいわれるお祭りです。

2022年は3年ぶりに開催され話題になりましたが、2023年の開催はあるのでしょうか。

この記事では、2023年の日程はいつからいつまで開催しているのか。

また相馬野馬追の歴史、見どころについてまとめています。

日程がいつからか気になる人や、特徴や見どころを知りたい方はぜひ参考にしてください。

相馬野馬追2023の日程はいつから?

相馬野馬追2023の日程は、
2023年7月29日(土)・30日(日)・31日(月)の三日間です。

■2023年7月29日(土) 出陣、宵乗り
■7月30日(日) 本祭り
■7月31日(月) 野馬懸

以下の場所で開催されます。
・南相馬市原町区(雲雀ヶ原祭場地/相馬太田神社)
・相馬市(相馬中村神社)
・南相馬市鹿島区(北郷陣屋)
・南相馬市小高区(相馬小高神社)

各日程で開催場所は異なります。

最終日は相馬小高神社での開催が多くなっていますが、その他の2日間は様々な場所で開催されるようです。

詳細は公式HPを参照下さい。

相馬野馬追の特徴や見どころを解説!

相馬野馬追は、相馬氏の祖である平将門が野馬を放ち、敵と見立てて軍事訓練をしたことに始まるそうです。

まるで戦国時代にタイムスリップかのような雰囲気を味わえます。

相馬野馬追の見どころは大きく分けて5つあります。

お繰り出し

相馬藩時代の行政区により3つの神社に分かれ、出陣式をおこないます。

総大将による出陣の合図で、螺役(かいやく)が高らかに螺を吹き、出陣します。

相馬野馬追の『総大将』は、相馬中村神社から出陣するため、とりわけ厳かにおこなわれます。

2022年は相馬家の子孫である相馬言胤(としたね)さんが、当時14歳ながら立派に総大将を務めあげ、話題になりました。

お行列

様々な色の甲冑に身を包んだ400騎もの騎馬武者が、およそ3km先の雲雀ヶ原(ひばりがはら)祭場地へ向かいます。

甲冑は戦国時代に使用されていた物を使用するそうです!

戦国時代にタイムスリップしたような気分になるほど圧巻です。

甲冑競馬

雲雀ヶ原祭場へ行列が到着すると始まるのが甲冑競馬です。

陣螺(じんがい)と陣太鼓を開始の合図として、白鉢巻を締めた騎馬武者が、砂塵を巻き上げ疾走する甲冑競馬が始まります。

兜を脱ぎ、白鉢巻を締めた若武者が先祖伝来の旗指物(はたさしもの)を掲げ。約1000mのコースを疾走します。
※旗指物とは、戦場で自身の所在を明らかにするために使った武具です。

騎馬武者たちが競い合っている姿は圧巻です。

神旗争奪戦

甲冑競馬と共に人気があるのが、神旗争奪戦です。

打ち上げられた神旗を奪い合います。

花火の中に詰められた神旗を数百騎の騎馬武者たちが取り合う姿は迫力満点です。

ちなみに、神旗を獲得した武者には以下の3つが贈られます。

・神社の御札
・神旗のレプリカ
・副賞

副賞は商品券やお酒などその年によって違いますが、あくまで副賞で、参加した人にとっては神旗を取ったという名誉が1番嬉しいようです。

落馬してしまう武者も多く出るほどの盛り上がりで、会場に拍手と喝采が響き渡ります。

野馬懸

相馬野馬追の最後を飾るのが野馬懸です。

騎馬武者たちが裸馬を数頭、境内に設置された竹屋来に追い込みます。

その中から選ばれた御神馬を白装束の御小人(おこびと)たちが荒駒(乗り慣らされていない暴れ馬)を素手で捕まえるという、見ていてヒヤヒヤする行事です。

この野馬懸が国の重要無形民俗文化財に指定される要件となった重要な神事です。

相馬野馬追の作法を紹介!

【作法について】
相馬野馬追の見どころについてお伝えしてきましたが、神事であるため、以下のお作法があるそうです。

①馬の前を横切ってはならない
②高いところから見下ろしてはならない
③馬の後方に立たない
④馬にフラッシュを当てない
⑤馬に手を出したり大声で驚かさない

2階から見下ろすのもよくないそうなので、お行列を観覧する際は注意してくださいね。

お行列は沿道で自由に観覧できますが、座って観覧できる行列観覧席なども販売されるようなので、ぜひ活用してみてください。

相馬野馬追2023のチケット料金はいくら?

続いて料金について紹介します。

相馬野馬追2023のチケット料金

【料金について】
甲冑競馬、神旗争奪戦の行われる『雲雀ヶ原祭場地』はチケットを購入いただくことで入場できます。

■雲雀ヶ原祭場地

例年の料金についても調べてみました。
大人(前売り) 800円
大人(当日) 1000円
中学生までは無料で、高校生からが大人扱いとなります。

その他のチケットも販売されています。

相馬野馬追2023のチケット料金

■行列観覧席券…3000円/人

■指定観覧席券…12,000円/マス
(入場券5枚付)

■馬場内入場証…4,000円 / 人 (200枚限定)
馬場内入場証の販売は抽選を行います。

チケットは2023年4月3日から一般発売開始されています!

南相馬市役所やチケットぴあ、JTBのWEBサイト、各種コンビニで販売されています。

なお、馬場内入場証は抽選販売です。

抽選のスケジュールは下記の通りです。

・2023年4月3日〜12日…申し込み受付
・4月21日…当選落選結果お知らせ
・5月12日…支払い締め切り日
・6月上旬…入金確認後に順次許可証発送

※引用元:公式HP

雲雀ヶ原祭場地の注意点

雲雀ヶ原祭場地の注意点も紹介します。

【雲雀ヶ原祭場地の注意点】

・観覧の際の敷物は各自で準備が必要です。
・帽子や扇子などの暑さ対策も重要です。
・入場するのにはチケットが必要です。
ゲートで半券を掲示すると出入りは自由になるのですが、なくさないように管理することが必要ですね。
・飲み物や軽食の販売はあるとのことです。
・無料駐車場はありますが、祭場地に近いところから混んでいくため、早めの行動が大切です。
・本祭り開催時は無料シャトルバスが運行します。
・祭典の様子は自由に撮影可能です。ただし、自撮り棒での撮影は安全面の観点から禁止なようです。

相馬野馬追の歴史について

相馬野馬追は約1000年の歴史がある国指定重要無形民俗文化財のお祭りです。

相馬野馬追を始めたのは相馬家の祖、平将門といわれています。

平将門といえば「平将門の乱」で日本史の教科書し、日本三大怨霊の1人としても有名ですよね。

相馬野馬追は、平将門が現在の千葉県北部と茨城県西部で馬を放った軍事訓練が始まりという記録があるようです。

その後、平将門の子孫が福島県の相馬地方に移り住み、毎年野馬追いをおこない現在に至ります。

まとめ

ここ数年はコロナウイルス感染予防対策のため規模を縮小しての開催となっていた相馬野馬追。

2023年も通常開催の予定であり、甲冑姿の武者が馬を操るというのはなかなか見られないため貴重な経験になること間違いなしです。

女性の騎馬武者の方もおり、老若男女問わず楽しめるお祭りだと思います。

一千年の歴史の中で何度も消滅の危機を乗り越えてきた相馬野馬追、

今年こそ、まるで時代劇の中にいるような特別な体験をしてみてはいかがでしょうか。