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大阪天神祭はいつから開催している?その由来や歴史を紹介!

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日本のお祭りといえば、はるか昔から続く歴史ある行事そんなイメージありますよね。

実はお祭りって、紀元前の神話の時代からあるらしいのです!

とにかく歴史が本当に長い!!
しかも春夏秋冬によって祭の意味が違うのです。

春は農作物を植える季節のため豊作を祈り
秋は収穫の時期のため、多くの実りを祈り
冬は新年のために新春祝いを行います。

そして多くの祭りで多い季節の夏は疫病が流行する季節だったため
これは神のたたりと、考える人々が多かったことから祭りで厄除けを願っていました。

そして今回ご紹介する日本三大祭りの一つでもある「天神祭」
このお祭りも、夏に行われているお祭りなのです。

そして、始まりは疫病の流行や大阪で起きた不幸な出来事を
神のたたりと考えていたことから祭りを行うことで疫病退散などを願っていました。

祭りといえば、楽しいイメージがありましたが
歴史を振り返ると違うのは意外でした。

次からは「天神祭」の歴史や始まりについて詳しくお伝えします。

天神祭はいつから開催している?

天神祭は毎年6月下旬から1カ月を通して各地でイベントがありますが、
その中でもメインとなるのが7月24日と7月25日です!

そんな毎年恒例の行事ですが、いつから天神祭はあるのでしょうか。

天神祭りの始まりは平安時代中頃に行われた

「鉾流神事(ほこながしんじ)」

という行事が起源とされています。

「鉾流神事(ほこながしんじ)」とは
大阪天満宮の前の川から流した鉾(ほこ)を流します。
その鉾が流れ着いた場所を、神様をお迎えする目的地として
神輿(みこし)を持ちながら列を作り向かいました。
そこで「禊(みそぎ)」を行ったのが始まりだといわれています。

「鉾(ほこ)」とは大昔の武器のことで
なぜ武器である鉾が選ばれたのかは明らかになっていないとのことです。

「禊(みそぎ)」とは自分にけがれがある人や、
神を信じる人が川や海で水をかぶり、身体を清めることです。

しかし、江戸時代のはじめになると目的地や道順が固定されていたため
鉾を流す行為はなくなりました。

それを見ていた、大阪の街の人々の要望により
昭和以降に復活し、今も続いているとても大切な行事です。

天神祭の由来や歴史を紹介!

天神祭が行われる大阪天満宮と大きな関りがある人物

『菅原道真』

大阪天満宮には菅原道真の魂が眠っているとされています。

菅原道真は学者から政治家に転身して異例のスピード出世を果たした人物とされています。

とても頭がよくて、はっきりと物事を言うため周りからの妬みや嫉妬などから
大宰府(北九州)に左遷されてしまいその左遷先で、孤独のなか亡くなりました。

道真公が亡くなった後に都では落雷や疫病の流行が重なり
これは道真公の祟りだ!
と考えたことからその霊を鎮めるために
道真公を祀る神社を作りました。(京都の北野天満宮)

数年後
ある場所で、一晩で七本の松が生え毎晩その松が金色に輝いた
そんな出来事があったことで道真公のために神社を建てたのが大阪天満宮の起源です。

そして大阪天満宮が作られた翌々年から
先ほど説明した「鉾流神事(ほこながしんじ)」が始まりました。
鉾を流して、その鉾がたどり着いた場所を神様を迎える目的地とする。

目的地が決まったら、
神輿を大阪天満宮から川岸まで行列を作って向かう
「陸渡御(りくとぎょ)」
川岸から船に乗り神様の迎える目的地に向かう
「船渡御(ふなとぎょ)」が行われるようになり

この2つが天神祭のメインイベントのよう行事とされています。

しかし江戸時代になると
大坂の陣(江戸幕府と豊臣家で行われた合戦)の影響で
一旦、大阪天満宮は吹田に避難しました。

その後、天満に戻りましたが
天神祭を再開するのに鉾流神事をやめて
神様をお迎えする場所を常に同じ場所にすることにしました。

祭の計画を立てやすくするために、このようにしたそうです。

また、江戸時代後期に入ると

世の中の情勢が不安定になり
天神祭の船渡御が中止になってしまいました。

その後、何度か再開と中止を繰り返していましたが
明治にやっと船渡御が再開されました。

大阪の情勢が悪くなると祭を中止せざるを得ない。
大阪の経済状況などは天神祭に大きな影響があることがわかりますね。

昭和になると江戸時代から300年も中止していた
鉾流神事も再開されました。
ですが再び、大阪の地盤沈下が原因で中止になることも。
しかしこれらの問題を乗り越えて復活を果たし、現在の天神祭の形に進化していきました

紆余曲折を繰り返して今の天神祭があると思うとすごく感動しました。

ちなみに天神祭は
6月下旬から7月25日の1ヵ月に渡って行われます。

その中でも

7月24日に鉾流神事などが行われる宵宮(よいみや)
7月25日に陸渡御・船渡御が行われる本宮(ほんぐう)

が祭りの中でもメインイベントのよう行事と言われています。

これは菅原道真の命日が2月25日であることから
月命日である7月25日に行われています。

天神祭では実際どんな祭りかは別記事で書いているので、
そちらを参照ください。

 

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まとめ

本記事では、天神祭の起源や歴史を紹介しました。

このように、天神祭りの歴史をみると
大阪の人々が祭りを大事にする気持ちがとても伝わりますよね。

暑い夏に行われる、熱いお祭り「天神祭」
間近で見て楽しみたいですね。

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