埼玉県の北西部に位置する長瀞町。
山々や渓谷があり、かつ東京都内からもアクセスしやすいことから、”都内からも気軽に行ける自然スポット”として人気がある場所です。
自然いっぱいの長瀞周辺には、合計で3,000本以上の桜の木があり、名所のひとつになっています。
長瀞の桜は、駅チカの桜スポットやライトアップスポットなどがあり、一般的な「お花見」のイメージとは異なる体験ができそうです。
本記事では、長瀞桜まつり2023の桜スポットはどこかや本イベントの楽しみかたを紹介します!
長瀞桜まつり2023の楽しみかたを紹介
3月20日過ぎになると、訪れる人々のにぎわいと、桜の木のライトアップで、桜まつりムードが高まる長瀞。
長瀞町では、秩父鉄道の「長瀞駅」を中心に桜スポットが点在しています。
駅チカ散策で桜を楽しむのもよし、駅から少し歩いて散策するのもよし、さまざまな桜の楽しみかたが可能です。
長瀞桜まつりの楽しみかたを3つ挙げていきます。
駅から歩いて行ける桜スポット
長瀞には、歩いて行ける桜スポットが点在しています。
桜スポットをご紹介していきますね。
(1)北桜通り
北桜通りは、長瀞駅から約2.5kmにわたり、約400本の桜が植えられた並木通りです。
満開時には、まるで桜がつくるトンネルの道を通ることができますよ。
長瀞駅から200mほどの桜並木はライトアップされるので、夜間も見応えがあります。
(2)岩田桜
岩田桜は、長瀞にある道光寺というお寺で見ることができます。
「岩田」というのは、長瀞の地名で、20年ほど前に発見された新種の桜の名称になっています。
新種という言葉を聞いただけでも、なんだかスペシャルな感じですよね。
これからさらなる長瀞の発展に期待されている桜でもあり必見です。
ピンク色の美しい花びらが特徴的。
また、岩田桜も夜間はライトアップされ、明かりに照らされた岩田桜も華やかな姿を見せてくれます。
道光寺の最寄駅は、長瀞駅と同じ秩父鉄道にある樋口駅。
樋口駅から徒歩10分ほどの場所にあります。
ちなみに、長瀞駅から道光寺までは徒歩1時間10分ほど。
長瀞駅からだと少し遠く感じますが、長瀞の町散策も兼ねて歩いてみたいという気持ちもあります。
(3)法善寺しだれ桜
長瀞には、しだれ桜スポットもあります。
秩父鉄道野上駅から徒歩約15分、長瀞駅から徒歩30分のところに法善寺というお寺があります。
春には推定樹齢100年のしだれ桜が咲き誇り、立派な姿を見せてくれます。
(4)宝登山参道
長瀞駅からまっすぐの方向、標高約497mの宝登山(ほどさん)があります。
宝登山は、山頂付近まで宝登山ロープウェイで登ることができ、宝登山神社、小動物公園、ロウバイの花や紅葉などで知られる場所です。
実は、宝登山の麓も桜スポット。
長瀞駅から宝登山神社への参道に約400本の桜の木が、桜が宝登山へと誘うように続いています。
長瀞駅から徒歩約15分、「通り抜けの桜」というところがあります。
入場料として200円がかかるのですが、八重桜系の30種類以上の品種、約500本の桜があり、春の空気を存分に満喫することができます。
開花時期にはライトアップもされていますよ。
乗り物でお花見という手も!?
長瀞町観光案内所では、「モビトロ」と呼ばれる2人乗り小型電気自動車、レンタサイクルの貸し出しをしています。
乗り物に乗りながら桜を楽しむというのも、なかなか面白そうですよね。
モビトロは、普通自動車免許証が必要、モビトロもレンタサイクルも有料で、台数に限りがあるので事前電話予約は必須です。
葉桜のライトアップスポット
桜の見頃が過ぎてからも長瀞桜まつりは続いています!
先ほどご紹介の桜の並木道「北桜通り」は、葉桜も楽しむスポット。
例年4月下旬から5月初旬の間、桜が散ったあとの若葉をライトアップしているんです。
初々しいグリーンの葉の美しさを見ながら、楽しむライトアップも風情がありますね。
来年も美しい桜が咲くように、という思いも込み上げてきますね。
長瀞桜まつりの注意点
長瀞桜まつりでは、長瀞ならではの桜の楽しみかたがあると紹介させていただきました。
一方で、長瀞のお花見は、一般的にイメージする「お花見」とは異なる点もあります。
ここからは、長瀞桜まつりの特徴や、より楽しむための注意点を書いていきますね。
長瀞の桜の見頃は3回
桜スポットの見出しにもあるように、長瀞で見られる桜は、いくつかの品種があり、品種によって開花時期や見頃が異なります。
長瀞の桜は、3月下旬頃に見頃を迎える桜からスタートし、4月下旬頃に見頃になる桜まで。
通常、桜が咲いている期間はあっという間ですが、長瀞町では3月下旬から4月下旬に訪問すれば、桜を楽しむことができます。
逆に考えると、桜の見頃をみるため、すべての桜スポットをめぐろうとすると、”あの場所は見頃だったけど、ここはまだ咲いていない”ということもあるので、各スポットの開花時期に要注意です。
長瀞町観光協会の公式サイトでは、各スポットの桜の見頃を下記のように記載しています。
1回目の見頃(3月下旬ごろ):岩田桜、大手の桜、法善寺しだれ桜
2回目の見頃(4月上旬ごろ):北桜通り(さくらのトンネル)、野土山、宝登山参道
3回目の見頃(4月中旬~下旬ごろ):通り抜けの桜(八重桜)
引用元:長瀞町観光協会の公式サイト
レジャーシートを敷くお花見とは異なる
「桜まつり」「お花見」と聞くと、レジャーシートを敷いて、お弁当や飲み物を食べながら桜を楽しむというイメージになるかもしれません。
しかし、長瀞町内は、レジャーシートを敷いてお花見をする芝生や公園などのスペースはありません。
また、桜スポットが点在しているので、1か所にとどまって桜を楽しむというよりは、桜スポットをめぐってみるのが良いです。
“歩きながら楽しむ”というのが、長瀞町でのお花見になります。
そのため、歩きやすい服装が必須ですね。
桜の見どころマップをゲットしよう
3月下旬になると、桜の見どころマップが発行されます。
マップには、長瀞駅を中心とした桜スポットが、イラストと写真で紹介されています。
桜スポットに咲く桜の品種や特徴、また、桜情報だけでなく町のスポット名称も記載されているので、町のマップとして見やすいです。
マップを見ながら長瀞町の桜スポットをめぐるのがおすすめ。
長瀞駅前の観光案内所、長瀞町役場、長瀞町内のセブンイレブンで、マップをゲットすることができます。
車も電車も混む可能性高い!
駐車場は、長瀞駅を中心としたところにあり、合計で約1,000台の駐車スペースがあります。
十分なスペースがあるようにも思えますが、桜の季節はすぐに満車になってしまい、駐車待ち、駐車場を探し回るということもありそうです。
また、道路も長瀞町まであまり回り道がないので、東京方面から車で向かう場合、途中から渋滞することも考えられます。
駐車場も道路も、なるべく早い時間帯のほうが、混み具合は比較的穏やかかなと思います。
長瀞桜まつり2023の開催期間はいつからいつまで?
長瀞桜まつりは、例年3月20日過ぎ〜ゴールデンウィーク後半の5月上旬までの期間に行われています。
まだ2023年の開催については発表されていませんが、発表され次第本サイトで紹介します。
まとめ
今回は、自然豊かな長瀞の桜まつりを紹介しました。
長瀞はお出かけスポットの一つになっていて、桜まつり以外の日でも多くの人が訪れています。
とくに長瀞駅周辺は、埼玉県秩父地方の名産やお菓子を揃えるお土産屋さん、味噌豚丼が有名なお食事処、秩父の名産「味噌ポテト」が味わえる軽食屋さんなどが並びます。
また、長瀞を流れる荒川を船で下る「長瀞ライン下り」というアクティビティもあります。
普段でも見どころのある長瀞が、桜が咲き、町が桜色に彩られるなんて素敵だなと思います。
自然が豊かな場所なので、お散歩しながら、ハイキングしながら、長瀞の桜を楽しんでみてはいかがでしょうか?